東京から伊豆方面への特急「踊り子」は伊豆急下田行きの本数が多いですが、一部は東京ー熱海間で下田行きと併結して修善寺行きも運転されています。
2026年3月ダイヤ改正現在では定期列車が毎日2往復運転されていますが、土休日運転の臨時列車(列車番号8千番台、いわゆる季節臨と呼ばれる半定期列車の臨時便)の本数はここ数年で変化しています。ここでは2020年以降の変化を記録します。
2020年3月改正前後で踊り子の号数が、100番台から付与されていたものが0番台からの振り直しになったほか、2021年3月以降も定期列車の削減などで号数番号や列車番号が変化していますが、大まかな運転時刻は変化していません。
一覧表
| 期間 | 定期列車本数 | 臨時列車本数 | 臨時列車運転日 | 使用車両 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年2月以前 | 2往復 | 1.5往復 | 毎週土日祝日 | 185系C編成5連 |
| 2021年3月~2024年2月 | 2往復 | 1往復 | 毎週土日祝日 | E257系NC編成5連 |
| 2024年3月~2026年2月 | 2往復 | 1往復 | 連休など利用の多い土日祝 | E257系NC編成5連 |
| 2026年3月~2026年9月 | 2往復 | 1往復 | 毎週土曜+利用の多い日祝 | E257系NC編成5連 |
| 2026年10月~11月 | 2往復 | 1往復 | 連休など利用の多い土日祝 | E257系NC編成5連 |
2021年3月以前
2020年3月以降の感染症拡大の影響で定期列車や臨時列車の運転が取りやめになった時期もありましたが、2021年3月ダイヤ改正以前は、毎週土日は定期2往復+臨時1.5往復の合計3.5往復が運転されていました。
臨時のうち1往復は、下り 東京12:00発 修善寺14:06着・伊豆急下田14:47着、上り 修善寺14:18発・伊豆急下田13:44発 東京16:32着です。2020年3月改正まではそれぞれ踊り子115号・踊り子110号、2020年3月改正以降は踊り子13号・踊り子12号でした。
0.5往復の臨時列車の内訳は、土曜日は踊り子17号(東京13:30発 修善寺 15:38着・伊豆急下田 16:23着)が運転されてそのまま修善寺駅で夜間滞泊、日曜日に踊り子2号(修善寺9:46発・伊東10:05発 東京11:50着)が運転という流れです。
車両は東大宮センターの185系5連で、C1編成~C6編成までの6本が使用されていました。
2021年3月以後
2021年3月改正で185系が引退しE257系2500番台5連(NC編成)へ車両が交代しましたが、臨時列車の本数にも影響が出ました。長らく運転されていた土日の0.5往復が消滅し、最大でも1日3往復の運転となりました。185系は6本用意されていましたが、E257系2500番台は4本しか用意されず、検査や予備を考えると毎週末に1日4運用の運転は不可能だったのでしょう。また修善寺に土曜日夕方に到着する踊り子17号、日曜午前中の早めに出発する踊り子2号の需要が、そこまで大きくなかったのかもしれません*1。
残った臨時1往復は、2022年3月改正までは踊り子13号・踊り子12号でしたが、2022年3月改正以降は9号・12号になっています。
こうして平日2往復、土休日3往復で安定するかと思いましたが、2024年3月改正から、臨時の1往復の運転日が減少しました。それまでは毎週土日祝は必ず運転されていましたが、この改正から、3連休など特に利用者が多く見込める日に限定されるようになりました。また号数も変更されて、7号・8号*2となっています。
土日の臨時列車すら運転日が絞られて残念に思いつつ数年経過したところで、なんと2026年3月ダイヤ改正から7号・8号の運転日が、それまで同様3連休など利用の多い土日祝だけでなく、毎週土曜日は必ず運転されるようになりました。
しかし喜ぶのもつかの間、2026年春・夏の臨時列車シーズンが終わり、2026年秋の臨時列車シーズン(10月・11月)では、また7号・8号の運転日が利用の多い土日祝に限定されるようになりました。
使用車両の変更と使用可能な車両数の減少、感染症拡大による全体的な利用者数の減少、そして復活など色々な影響があり、修善寺行き「踊り子」の本数が揺れ動いています。2023年3月改正以降、NC編成は高崎線特急「草津・四万」「あかぎ」にも定期的に用いられ、E257系5500番代(OM-53~55編成)の共通予備扱いにされています。
伊豆急下田方面は「サフィール踊り子」に加えて、修善寺行き7号・8号が運転されない日にも下田行きが9両単体で運転されていますし、定期運用が無いE257系5000番台(OM-91~93編成)が臨時「踊り子」として運転される日もあります。年々臨時「踊り子」の本数が細くなる修善寺方面とはえらい違いです。
伊東線・伊豆急行線と異なり、駿豆線は普通列車の本数が多く(2025年3月改正で日中の運転間隔が若干伸びて本数が減少しましたが、それでも比較的高頻度運転です)、踊り子号を通す余地があまりないという事実はあります。
ただし、2000番代の方も2024年度から1編成分の予備が生まれたようで*3、「踊り子」以外にも「あずさ」「アルプス」「ナイトエクスプレス信州」に用いられるようになりました。また一部の下り「湘南」の運転区間が小田原から平塚までと短縮されるなど、少しずつ微妙な調整が行われているようです。
運転区間の殆どが東海道新幹線に並行しながら、JR2社+地方私鉄1社を跨いで直通運転するという全国的に見ても珍しい特急踊り子修善寺行き、2026年でも未だにえきねっとでシートマップから座席指定できない問題*4もありますが、末永く運転して欲しいものです。
(参考)2022年冬以降の修善寺行き臨時「踊り子」運転計画日
以下は2022年12月(冬の臨時列車シーズン)以降の、修善寺行きの臨時「踊り子」の運転計画日(予定日)です。プレスリリースに掲載されていた運転予定日を掲載しているため、ダイヤ乱れや天候の影響などで実際には運転されていない日が含まれる可能性があります。あくまで参考情報です。
| 年度 | 季節 | 運転日 | 備考 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 2022 | 冬 | 12/3, 4, 10, 11, 17, 18, 24, 25, 30, 31, 1/1-3, 7-9, 14, 15, 21, 22, 28, 29, 2/4, 5, 11, 12, 18, 19, 23, 25, 26 | 2023年度冬まで、9号・12号として運転 | *5 |
| 2023 | 春 | 3/4, 5, 11, 12, 18, 19, 21, 25, 26, 4/1, 2, 8, 9, 15, 16, 22, 23, 29, 30, 5/3-7, 13, 14, 20, 21, 27, 28, 6/3, 4, 10, 11, 17, 18, 24, 25 | *6 | |
| 2023 | 夏 | 7/1, 2, 8, 9, 15-17, 22, 23, 29, 30, 8/5, 6, 11-13, 19, 20, 26, 27, 9/2, 3, 9, 10, 16-18, 23, 24, 30 | *7 | |
| 2023 | 秋 | 10/1, 7-9, 14, 15, 21, 22, 28, 29, 11/3-5, 11, 12, 18, 19, 23, 25, 26 | *8 | |
| 2023 | 冬 | 12/2, 3, 9, 10, 16, 17, 23, 24, 30, 31, 1/1-3, 6-8, 13, 14, 20, 21, 27, 28, 2/3, 4, 10-12, 17, 18, 23-25 | *9 | |
| 2024 | 春 | 3/16, 17, 20, 23, 24, 30, 31, 4/6, 7, 27-29, 5/3-6 | ここより以下、7号・8号に変更、毎週土日運転の消滅 |
|
| 2024 | 夏 | 7/13-15, 27, 28, 8/3, 4, 10-12, 17, 18, 9/14-16, 21-23 | *11 | |
| 2024 | 秋 | 10/12-14, 11/2-4, 23 | *12 | |
| 2024 | 冬 | 12/21, 22, 28-31, 1/1-5, 11-13, 2/8, 9, 11, 15, 16, 22-24 | *13 | |
| 2025 | 春 | 3/20, 22, 23, 29, 30, 4/26, 27, 29, 5/3-6 | *14 | |
| 2025 | 夏 | 7/19-21, 26, 27, 8/2, 3, 9-11, 16, 17, 9/13-15, 20, 21, 23 | *15 | |
| 2025 | 秋 | 10/11-13, 11/1-3, 22-24, 29, 30 | *16 | |
| 2025 | 冬 | 12/27, 28, 30, 31, 1/1-4, 10-12, 2/7, 8, 11, 14, 15, 21-23, 28 | *17 | |
| 2026 | 春 | 3/1, 7, 8, 14, 15, 20-22, 28, 29, 4/4, 11, 18, 25, 26, 5/2-6, 9, 16, 23, 30, 6/6, 13, 20, 27 | 毎週土曜日の運転が復活 | *18 |
| 2026 | 夏 | 7/4, 5, 11, 12, 18-20, 25, 26, 8/1, 2, 8, 9, 11, 15, 16, 9/5, 6, 12, 13, 19-23, 26, 27 | *19 | |
| 2026 | 秋 | 10/10-12, 31, 11/1, 3, 21-23, 28, 29 | 毎週土曜日の運転が再び消滅 | *20 |

E257系2500番代NC-34編成
(牧之郷ー修善寺・2025年4月筆者撮影)
*1:鉄道ファンの待合室「【踊り子号】E257系投入で運行体制も変化〜新旧ダイヤ考察2021」(2021年1月29日)によると、伊東始発の方はかつて「乗り得」として有名であった、早朝下りの185系の普通列車からの折り返しでもあったようです。かつては臨時列車ではなく定期列車として運転されていたとのことで、実際の乗車率は高かったのかもしれません。(参考)https://train-fan.com/e257-odoriko-dia2021/
*2:下り8077M 東京10:30発 修善寺12:39着・上り8078M 修善寺14:18発 東京16:30着
*3:https://tetutoo28m32.hateblo.jp/entry/2024/07/12/122307
*4:(参考)「「特急踊り子(修善寺編成)」の乗車券・特急券購入は意外と難しい?」https://note.com/shoinoue_722/n/ne67014181be2
*5:https://www.jreast.co.jp/press/2022/20221021_ho01.pdf
*6:https://www.jreast.co.jp/press/2022/20230120_ho02.pdf
*7:https://www.jreast.co.jp/press/2023/20230519_ho03.pdf
*8:https://www.jreast.co.jp/press/2023/20230824_ho01.pdf
*9:https://www.jreast.co.jp/press/2023/20231020_ho02.pdf
*10:https://www.jreast.co.jp/press/2023/20240119_ho02.pdf
*11:https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240517_ho01.pdf
*12:https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240822_ho01.pdf
*13:https://www.jreast.co.jp/press/2024/20241018_ho01.pdf
*14:https://www.jreast.co.jp/press/2024/20250117_ho02.pdf
*15:https://www.jreast.co.jp/press/2023/20240119_ho02.pdf
*16:https://www.jreast.co.jp/press/2025/20250822_ho03.pdf
*17:https://www.jreast.co.jp/press/2025/20251017_ho01.pdf
*18:https://www.jreast.co.jp/press/2025/20260120_ho01.pdf
*19:https://www.jreast.co.jp/press/2026/20260515_ho01.pdf
*20:https://www.jreast.co.jp/press/2026/20260821_2_ho.pdf






















